スタイリスト白男川清美
さんが提案!
and wanderで作る
シティスタイルのすすめ。
vol.1 autumn

突然の大雨や記録的な猛暑に寒波などなど。アウトドアのフィールドはもちろんのこと、都市部においても変動が激しい昨今の自然環境。そんな不安定な天候にも対応し、快適に過ごせるシーンレスのウェアがand wanderにはたくさん存在します。
ここでは、スタイリストの白男川清美さんが2022年の秋冬コレクションをベースに、“街着”として取り入れられるリアルコーディネートをご提案。
高いデザイン性とその裏に隠された機能性にも注目してほしい。

撥水のリップストップ素材を用いた
カーゴパンツが着こなしの主役。

通気がいいうえに保温性も抜群。
中綿入りTシャツで秋を快適に。

Pick Up Item

繊維が極めて細いタスランナイロンを高密度で織り込むことで、コットンのような柔らかな風合いを実現。さらに特殊二重織にすることでよりマットな表情に。速乾性に優れ、全方向に伸縮するストレッチ素材なのでストレスのない着心地が楽しめるシャツシリーズ。
左 light w cloth pullover shirt ¥25,300(税込)
右 light w cloth shirt ¥26,400(税込)

「and wanderのアイテムは、いい意味で、アウトドアウェアであることを忘れさせてくれるタウンユースなデザインが最大の魅力だと思います。
見た目はとてもニュートラルだから、どんなアイテムとも相性がよく、街に溶け込むスタイルが完成します。でもなぜか普通には見えないんですよね。それはディテールに個性があるから。
人の動きに合わせて変則的な切り替えを施していたり、肌触りのいい素材を追求したことで、マットな表情の素材が生まれたり。機能性にこだわった結果、それがデザインになって現れて個性につながっているんじゃないでしょうか。そんなand wanderのアイテムの中で、今回特に注目したいのがこちらのシャツシリーズです。」(白男川)

「とてもドライなタッチが新鮮で、マットな風合いも面白いです。無駄のない作りが上品で、これ1枚で着ても様になりますよね。いわゆるドレスシャツなんかと違って、スナップボタンを採用することで、ジャケットのような着こなしも可能。
それでいてすごく軽いので使い勝手がいいんですよ。当然スラックスなどのクラシックなアイテムとも相性がいいですし、デニムでカジュアルにしてもバランスよくまとまります。
全体のトーンが重く感じるようなら、袖口をロールアップさせて肌を見せてあげると着こなしが軽快な印象に仕上がります。
また、脱いでバッグに仕舞い込んでもシワになりにくいので、季節の変わり目である今のシーズンにかなりおすすめのアイテムです」(白男川)

白男川 清美 しらおがわ・きよみ
鹿児島生まれ。スタイリスト平澤雅佐恵氏に師事し、1999年に独立。女性誌やライフスタイル誌、広告、カタログ中心に活動中。著者に「いつものアウトドア 白男川清美の山でも、街でも、着たい服」(飛鳥新社)
白男川 清美 しらおがわ・きよみ

Edit, Text: Yu-ka Matsumoto
Styling: Kiyomi Shiraogawa
Photographer: Tomofumi Usa
Model: Kohei / SONYA